2016年01月29日 21:49
古代中国から伝わった暦法では、十干(甲乙丙丁~)と十二支(子丑寅卯~)を組み合わせて、時刻・日・月・年を表します。この「十干十二支」、つまり干支で年を示す場合、「甲子(きのえね」で始まり、60年で一回りします。つまり、「還暦」という言葉は、「本卦還り」とも称され、誕生した年の干支から61年目に同じ干支に戻ることを意味します。
従って、「赤ちゃんに還る」という意味と「赤色は魔よけになる」という古来の伝承によって、「赤い頭巾、赤いちゃんちゃんこ、赤い座布団、扇子」などを用意して、生まれ変わった気持で、さらにご長寿をという願いを込めて一族の長老の還暦を一同が集まって祝いました。
しかしながら、「人生50年」という時代と較べ、平均寿命が大幅に伸びた現代では、"数えの61歳(満60歳)"では、まだまだ隠居どころではなく、現役としてフルタイムで働いている方が大半です。ご本人も社会も、高齢のお年寄りという扱いではなく、「熟年・壮年の労働者」という意識になっています。こういう状況から最近では、親しい身内だけで、普段の誕生日より少し華やかにした程度で、還暦のお祝いとすることが多いようです。
そこで家族の皆さんで『赤いちゃんちゃんこ』の絵を描いたケーキでお祝いです。 これからもご健康とご多幸をお祈りいたします。
描きながら驚いています。(お持ち頂いた写真が何歳頃に撮影されたものかはお聞きしておりませんので分かりませんが・・・)
いつまでも若々しくていいですね!
出来上がったケーキを取りのお越しのお客様に箱から取り出してご覧いただきましら『似てる!』と言われて思わず『やったー!』と叫びそうになりました。
やっぱり似てると言われるとうれしいですね
いつも似顔絵は難しくて似てない場合が多いものですから・・・
『毎年、楽しみにしている』と言って頂きましたが、そうしたお客様の『声』
が何よりの励みになります。
是非またお好きな絵のご希望を寄せて下さいね。