長崎カステラへの思い・・・

月花園

2006年04月15日 22:07

長崎カステラは16世紀(室町時代末期)にポルトガル人により長崎に伝来され、安土・桃山時代から長崎の名物になりました。16世紀ころ、スペインで全盛を極めていたカスティーリア王国は、カステラのルーツ、ビスコチョの故郷です。この国の名産をいつしかカステラと呼ぶようになったものと言われています。現在もビスコチョはスペインで作られていますが「長崎カステラ」とは、全く違うお菓子です。

つまり私達祖先のたゆまない研究・努力の積み重ねにより、日本独特の風味豊かな栄養価の高いお菓子がつくりあげられたということです。そして今もよりよいカステラを目指して研鑽が続けられています。

長崎カステラの素材は卵、小麦粉、砂糖、白双目(ザラメ)糖、蜂蜜、水飴(糯米飴)です。
月花園では、いずれも厳選吟味した添加物を一切使用しない材料を用いています。
 ①卵に砂糖を加えて攪拌します。この攪拌を続けていくと


 色が黄味色からだんだん白っぽくなって来て量が増えていき      ます。いつも同じ状態の出来上がりを目指す上から比重を計っていきます。頃合になったところで蜂蜜、水飴を加え最後に小麦粉を加えて混ぜ合わせます。



 ②紙を敷いた木枠に生地を流し込んだ焼いていきます。



 ③長崎カステラは枠の中の生地が均一に温度が上昇していくように泡きりといって生地をかき混ぜる作業を3回行います。


 



④生地をならしてオーブンの扉を閉めて5分ほどすると、



上面に焼き色がついてきます。





 



⑥木枠をもう一つ上に乗せ鉄板



 で蓋をして蒸し焼き状態を作り



  出します。


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