遠州森町の月花園

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この時期かしわ餅も作ってまして、これが始まると朝が早いですよね。

米粉を充分に蒸してこれを餅つき機で搗いて、一旦荒熱を抜くために冷水に漬けて冷ましまして

もう一度搗きます。出来た生地を当店では、３種類にするために白、薄紅、そしてよもぎを加えて草もち

にするためそれぞれを更にもう一度搗きます。

出来上がったお餅生地を目方にちぎって、小判型に延ばします。

白のお餅には北海道産小豆で作ったこし餡を、薄紅色のお餅にはみそ餡を、草もちにはやはり産地

にこだわった北海道産小豆のつぶ餡を包み、かしわ餅の定番蛤型に整えます。

これを蒸し器にかけて蒸気で加熱していくと、かにが泡を出すようにお餅も泡を出すんですよ。

ここであわてて蒸し器からおろすと　あばた　になるんで団扇で風を送って泡を消して、艶良くなった

ところをを見計らって蒸気から降ろしまして冷まします。

用意した柏の葉で巻くのですが、急いで熱いうちに巻くと、食べるときに葉がくっついてはがれにくいの

で、よく冷まして柏の葉を巻いてお店に並べます。

ということでかしわ餅一つ作るのにも時間と手間が掛かるんです。また朝早くおきて頑張らなければ・・・・・。

米粉の選別にもこだわりがありまして歯ごたえのあるお餅の食感を出したくて上質な米粉を使用して

おりますので、ご賞味いただけたらうれしいです。